シーズンシート~野球ファンの夢に手を出してみた

野球観戦
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(※おことわり チケットの種別、価格等は執筆時点でのものです)

プロ野球ファンであれば誰もが夢見ること、それは

シーズンシートを買って、1年間同じ座席から試合を見ること。

 

物心ついた時から野球を愛し、

運命のいたずらでオリックス・バファローズを応援するようになってからはや何年。

手を出してみた。

購入した理由、購入してチケットが届くまでの過程を紹介する。

購入した理由

オリックス・バファローズ 25年ぶりのリーグ優勝

最後にAクラスになったのが2014年。最後にリーグ優勝したのが1996年。

たまに見える明るい兆しは、すぐに暗黒の闇に飲み込まれてなかったこと扱い。

「もしかしたら自分が死ぬまでに優勝の瞬間なんて見られないのではないか」と

これまでに100回くらい思う瞬間があったほど「優勝」は遠い存在だった。

年に143試合やって80回くらい「んほー!」してたわけだから・・・。

 

それが2021年、ついにリーグ優勝を成し遂げた。

優勝が決まった瞬間は、喜びと興奮で大声で叫んだ。

優勝記念グッズだけで約5万円分買い込むレベルで嬉しかった。

何度負けようが、いつかこの日が来ると信じて球場に足を運び続けたことが報われたと

思った。そしてこれからも応援し続けようと強く思った。

 

全然取れない日本シリーズのチケット

無事にクライマックスシリーズを突破し、さあ日本シリーズで東京ヤクルトスワローズとの

決戦。

 

チケットが全然取れない!!!クライマックスシリーズは普通に取れたのに・・・。

ずらりと並ぶ「落選」の文字。京セラ、神戸開催分も同じ光景である

これには理由がある。日本シリーズは主催がNPBだからだ。

クライマックスシリーズは、本拠地の球団が主催なので

ファンクラブのグレード順の販売でも余裕で取れた。

しかし日本シリーズは、主催がNPB(日本野球機構)なので

ファンクラブのグレード順の販売がなかった。

(リンク:https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00005297.html

最上位のエキストラプレミアムの会員には優先販売があったが

それより下位のファンクラブ会員は抽選販売。

私は上から2番目のプラチナ会員だったが、ファンクラブの抽選はすべて外れた。

なんで年会費3万円~のプラチナ会員と、1500円~のスタジアム会員が

同じ枠で抽選されるんだよ!!!

とても不満だった。

 

となれば、ローチケやイープラス、チケットぴあで申し込むしかない。

死ぬ気で抽選や一般発売にトライして、6試合中4試合は取れた。

だが、発売開始から1時間近くリロードを繰り返したこと、

復活分がないか10分おきにチェックを繰り返したことは心身ともに疲れ果てた。

出来れば、こんな苦労はなるべくしたくないのが本音。

「転売屋なんかから買うより、優先発売枠ゲットしたほうがいい」

決定的なのがこのツイートを拝見したこと。

「日本シリーズのチケットは転売屋なんかから買うより、シーズンシート買って

優先販売で確保したほうがいい」。

オリックス・バファローズは京セラドーム大阪だけでなく、年に8~10試合程度

ほっともっとフィールド神戸でも試合を開催している。

2022年は8試合の予定。

 

「60~70試合分のチケット買っても元が取れる回数は行けない。

でも、8試合分なら都合合わせて球場に行ける・・・!!

日本シリーズも優先販売で確実に取れるし!!!」

 

日本シリーズで敗れたショックから回復したのちに購入を決めた。

購入からチケットが届くまで

申し込む

申し込んだタイミングはファンフェスタの時。

シーズンシート相談カウンターがあって、そこで購入したい旨を伝えた。

担当の方の名刺をいただき・・・

申請用紙に名前や連絡先、希望する席種を記入する。

この時点では具体的な座席(〇列〇番)を決めることはない。

また、支払いをすることもない。

 

買うかどうか検討している段階でも、相談カウンターで相談に乗ってもらえる。

検討中の段階でも申請用紙の記入を求められるかもしれないが、支払いをしなければ

購入したことにはならない。どうぞご安心を。

座席を決める

申し込みを済ませると、担当の方から連絡がくる。

最初は電話で改めての挨拶をして、その後はSMSでやり取りをおこなった。

このあたりがいい、という要望はしっかり伝えましょう

自分で座席表を確認して、納得のいく座席に決めよう。

支払い

座席が決まると、振り込み用紙が送られてくる。

期日が設定されているので守ること。

届く

キャンプ終盤の時期に届いた。

確か宅配便で手渡しで受け取ったはず。

ツイートにも書いているが、立派な箱に入って届けられる。

シーズン開幕までひと月あるけども、この時点でテンション上がる!

中はこんな感じ。

チケット以外にも日程表、チケットケースが入っている。

メリットとデメリット

メリット

買う手間がかからない

すでに「自分だけの座席」が1年間確保されているので、買う手間がかからない。

最前列や通路側を狙うとなると、発売開始と同時に買わなければ取るのは難しいが

この手間がかからないのは非常に大きい。

どれだけ注意していても時に発売日を忘れてしまったりするが

忘れてしまう不安と無縁のシーズンを送れた。

クライマックスシリーズ・日本シリーズのチケットが優先販売される

こちらのほうが最大の旨味かも。

競争率がとても高いクライマックスシリーズ・日本シリーズも優先販売で確実に取れる。

アドバンスチケットという回数券やどのファンクラブの種別よりも一番早く買える。

毎回同じ座席に座れる安心感

何度も球場に足を運ぶようになると、具体的な席種、席番で

お気に入りの座席が見つかるはず。

しかし、普通にチケットを買う場合、誰かが先にその座席を取ってしまうかもしれない。

シーズンシートなら、そんな不安はない。

球団が自分のためにその座席を押さえてくれるのだから。

デメリット

行けない試合があると損する

シーズンシート唯一にして最大のデメリット。

ホームゲーム全試合のチケットでいくら、という買い方しかできないので

行けない試合があると1試合あたりのチケット代が高くなる。

つまり損をする。

 

一例を挙げると、2022年のオリックス・バファローズの京セラドームでの試合は62試合。

「スーパーシート」を買うと220000円。全試合見に行けたら一試合あたり約3548円。

しかし50試合だと一試合あたり4400円になる。       

メリット

チケット購入の手間が省けること、

ポストシーズンのチケットの優先発売、

毎回同じ座席に座れる安心感 

   

デメリット

「損」の許容範囲

 

この2つのバランスが釣り合うかで買うか買わないかを決められるといいのでは。

参考に、「スーパーシート」は普通のチケットだとS指定席のエリア。

ファンクラブの前売り価格は3600円、当日だと4500円(どちらも変動あり)。

 

自分の場合、ほっともっとフィールド神戸のライブシートを購入した。

8試合分で27500円。全試合行けたら1試合あたり約3437円。

実際は6試合観戦し、1試合は友達に売った。なので7試合観戦。

1試合あたり約3928円。

前売りのファンクラブ価格は3800円なので、

買う手間が省けること、ポストシーズンの優先発売、

同じ座席に座れる安心感の3つの付加価値を持つシーズンシートにした意味は

十二分にあった。

 

 

まとめ

  • 「行けない試合の分の損」に対して「チケット購入の手間、ポストシーズンのチケットの優先発売、毎回同じ座席に座れる安心感」が許容範囲かで決めよう

  • 相談だけでもOK、相談だけして買わなくても大丈夫
  • 買うなら、座席は自分の納得のいくまで交渉しよう

 

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